琵琶湖からの湿潤な風と、伊吹・鈴鹿両山系からの硬質な水に恵まれた湖東では、洗練された日本のカジュアル「近江の麻」の伝統が意欲的な後継者たちに受け継がれ、気持ちよい空気感のある布がつくりだされています。

 中空糸であり、天然繊維の中で最も緻密な細胞である麻は、多湿な日本の気候をしのぎやすく、呼吸しやすいものです。

 これらの布には先人の知恵が生かされ、日頃のお手入れも容易です。ウェアーとインテリアは一人の人の表現であり、アイテムごとに分けるのではなく、心地よく暮らしを包む布として、「楽居布(らいふ)」と名づけました。

 麻織物の伝統から生まれたモダンでありながら懐かしい、様々な素材の布を中心に日本の新しいムーブメントを作り出している各地の人々とのコラボレーションも交え、確かな仕事と、心地よい触感をお届けいたします。